▼ パソコン音痴
たまにはインド料理と関係のないコラム書きます。
時々こういうのもやりますのでよろしくです。
ちなみにこんな感じの記事はブログ左の列カテゴリーバーのずっと下、
"チラシの裏または戯言"に格納しております。
え〜、うちのオヤジのことなんですがね。
やっぱ60歳代なんでパソコンとか苦手なんですわ。
ノートPCを目の前に、ネットショッピングの便利さを懸命に説明してたんです。
在庫さえあれば午前中の注文で翌日にはもう届くとか、
送料が無料になるお店もあるとか。
居ながらしてウインドーショッピングを楽しむ要領で世界中の珍しいグッズが手に入るとか。
そしたら、ほほう便利だとノートPCを眺めていたオヤジが言うんですわ。
『ところで買った品物はこいつのどこから出てくるんだ?』
もちろん皆さんの期待を裏切らない一言も言ってましたね。
『それとお金はどこにいれるんだ』ってね
自販機とちゃうちゃう (^^;;
キーボードのことも長いこと鍵盤(ピアノのやつね)て呼んでたし。
さすがに最近は"ケンバン"とか言わなくなったけれど、
ガンとしてキーボードとは呼ぼうとしない。
”叩くやつ”とか・・・
叩くやつとはいくらなんでもPCに失礼でしょうに(笑)
ある日実家へ寄ったらオヤジがPCに向かってるんですわ。
へえ〜、珍しい事もあるんだなと隣から覗きこんだら、
『おい、前から気になっていたんだが、インターネットってどれだ?』
はあ?バカなこと聞くなあと思って言ってやった。
『アンタが見ているそれがインターネットに決まってるじゃん』
オヤジは膝を叩いて言った。
『なんだそうか。オレはてっきりこれはホームページだと思っていたよ』
え・・・・
た、確かにアンタの言うことは正しい。
じゃあ、インターネットはいったいどれなんだあぁぁ・・・
内心ウチも叫んでしまうほど初心者の質問って奇抜だね。
検索履歴に"女子高生"とか”巨乳”など不適切なワード
が残ることも知らず未だに淡々とネットを楽しんでいるオヤジに何も言わず、
黙って履歴を削除してやっているオレはきっと村一番の孝行息子に違いない。
時々こういうのもやりますのでよろしくです。
ちなみにこんな感じの記事はブログ左の列カテゴリーバーのずっと下、
"チラシの裏または戯言"に格納しております。
え〜、うちのオヤジのことなんですがね。
やっぱ60歳代なんでパソコンとか苦手なんですわ。
ノートPCを目の前に、ネットショッピングの便利さを懸命に説明してたんです。
在庫さえあれば午前中の注文で翌日にはもう届くとか、
送料が無料になるお店もあるとか。
居ながらしてウインドーショッピングを楽しむ要領で世界中の珍しいグッズが手に入るとか。
そしたら、ほほう便利だとノートPCを眺めていたオヤジが言うんですわ。
『ところで買った品物はこいつのどこから出てくるんだ?』
もちろん皆さんの期待を裏切らない一言も言ってましたね。
『それとお金はどこにいれるんだ』ってね
自販機とちゃうちゃう (^^;;
キーボードのことも長いこと鍵盤(ピアノのやつね)て呼んでたし。
さすがに最近は"ケンバン"とか言わなくなったけれど、
ガンとしてキーボードとは呼ぼうとしない。
”叩くやつ”とか・・・
叩くやつとはいくらなんでもPCに失礼でしょうに(笑)
ある日実家へ寄ったらオヤジがPCに向かってるんですわ。
へえ〜、珍しい事もあるんだなと隣から覗きこんだら、
『おい、前から気になっていたんだが、インターネットってどれだ?』
はあ?バカなこと聞くなあと思って言ってやった。
『アンタが見ているそれがインターネットに決まってるじゃん』
オヤジは膝を叩いて言った。
『なんだそうか。オレはてっきりこれはホームページだと思っていたよ』
え・・・・
た、確かにアンタの言うことは正しい。
じゃあ、インターネットはいったいどれなんだあぁぁ・・・
内心ウチも叫んでしまうほど初心者の質問って奇抜だね。
検索履歴に"女子高生"とか”巨乳”など不適切なワード
が残ることも知らず未だに淡々とネットを楽しんでいるオヤジに何も言わず、
黙って履歴を削除してやっているオレはきっと村一番の孝行息子に違いない。
▼ 楽しげなお仕事
先日タクシーに乗ったら運転手さんが話し好きな方でけっこう面白い話が聞けた。
以前ある富豪の元でお抱え運転手をしていたそうだ。
それなりのステータスと莫大な財産を持つ人のお金の使い方はものすごいらしい。
デパートから、今度○○という新製品が発売されるんですとか連絡がはいると、
実物すら見ないで持ってくるように言うとか。
一個が数万円の梅干とか神戸牛やら松阪牛でも、
良い物が入ったからと知らせがはいると自動的に買うと。
そういうシステムらしい。
そんな富豪の運転手だと色々な所へ付き合わされて運転業務も大変だろうし、
休みを削られたり緊急の呼び出しをくらったりとキツイでしょうと聞いたら
土日祝日は完全にお休みで平日も来客はひっきりなしにあったものの
あまり遠出や外出がなく、
ほとんど車の洗車やら部屋でおやつを食べたり
テレビや雑誌でヒマをつぶしながらの待機だったとか。
そのおやつとやらも夕張メロンがでたり、
昼飯も料亭の仕出し弁当が使用人全員に支給されたり、
富豪の処理できないいただき物をおみやげで手渡されたりとなかなかのセレブ。
『それでね、手取りで月給40とか50万円ぐらいもらってたんですよ』
え!すごいな。それ、オレもやりたいわと会話が弾んだ。
で、その運転手さん良い人なもんだから富豪に、
『こんなにもらうの悪いから休みの日もどんどん呼び出して用を言いつけて下さい』
と申し出た。
すると富豪は、
『君が休みの日はハイヤーを呼んでいるから大丈夫』とおっしゃったとか。
素晴らしい。こんなご主人様がオレも欲しかった!
てか、庶民感覚で言えばそのたびタクシー呼べばお抱えいらんだろ。
もったいない。
『で、なんでそんなおいしいとこ辞めちゃったんですか?』
『いやいや、辞めたくて辞めたんじゃなくてね。
だんな様があることで逮捕されちゃったんですよ。
それでその仕事をなくしちゃったと・・・』
ふむふむ富豪とは悪徳代議士か暴力団を裏で操る裏家業総裁だったのか・・・。
絵に書いたような結末だなあ。
富豪が別荘(刑務所)から出てくるのを
『お帰りなさいませご主人さま〜〜』
と、けなげに待っていたというオチなら良かったんだけどさ。
運転手さんあまりにぬるい環境で楽な思いしてたもんだから、
その後タクシー会社を三つも転々としたそうで。
『こんな商売でもね。会社入っちゃうと厳しいですわ』
人生いろいろある。まあ、がんばれ。
オレもがんばってご主人様とやらを探してみる。
あれ?
以前ある富豪の元でお抱え運転手をしていたそうだ。
それなりのステータスと莫大な財産を持つ人のお金の使い方はものすごいらしい。
デパートから、今度○○という新製品が発売されるんですとか連絡がはいると、
実物すら見ないで持ってくるように言うとか。
一個が数万円の梅干とか神戸牛やら松阪牛でも、
良い物が入ったからと知らせがはいると自動的に買うと。
そういうシステムらしい。
そんな富豪の運転手だと色々な所へ付き合わされて運転業務も大変だろうし、
休みを削られたり緊急の呼び出しをくらったりとキツイでしょうと聞いたら
土日祝日は完全にお休みで平日も来客はひっきりなしにあったものの
あまり遠出や外出がなく、
ほとんど車の洗車やら部屋でおやつを食べたり
テレビや雑誌でヒマをつぶしながらの待機だったとか。
そのおやつとやらも夕張メロンがでたり、
昼飯も料亭の仕出し弁当が使用人全員に支給されたり、
富豪の処理できないいただき物をおみやげで手渡されたりとなかなかのセレブ。
『それでね、手取りで月給40とか50万円ぐらいもらってたんですよ』
え!すごいな。それ、オレもやりたいわと会話が弾んだ。
で、その運転手さん良い人なもんだから富豪に、
『こんなにもらうの悪いから休みの日もどんどん呼び出して用を言いつけて下さい』
と申し出た。
すると富豪は、
『君が休みの日はハイヤーを呼んでいるから大丈夫』とおっしゃったとか。
素晴らしい。こんなご主人様がオレも欲しかった!
てか、庶民感覚で言えばそのたびタクシー呼べばお抱えいらんだろ。
もったいない。
『で、なんでそんなおいしいとこ辞めちゃったんですか?』
『いやいや、辞めたくて辞めたんじゃなくてね。
だんな様があることで逮捕されちゃったんですよ。
それでその仕事をなくしちゃったと・・・』
ふむふむ富豪とは悪徳代議士か暴力団を裏で操る裏家業総裁だったのか・・・。
絵に書いたような結末だなあ。
富豪が別荘(刑務所)から出てくるのを
『お帰りなさいませご主人さま〜〜』
と、けなげに待っていたというオチなら良かったんだけどさ。
運転手さんあまりにぬるい環境で楽な思いしてたもんだから、
その後タクシー会社を三つも転々としたそうで。
『こんな商売でもね。会社入っちゃうと厳しいですわ』
人生いろいろある。まあ、がんばれ。
オレもがんばってご主人様とやらを探してみる。
あれ?
『カードをお受け取りください。
紙幣をお受け取りください。
ありがとうございました』
『いらっしゃいませ・・・』
おいおい、このATMひとりしかいないから並んだのに
おばちゃんこの調子で4度はカード出し入れしてるよ。
隣の機械は3人以上は並んでいたけど
さっさかさっさかと人が引けてオレより後から入店した人が
操作してる。
ふと気づいたら、はじめはオレの後ろに誰もいなかったが5人ぐらい人が並んでた。
皆こっちのが早いと考えたんだろう。
だが、まったく空気を読まないおばちゃんにまんまとはめられて、
みんなイライラ腕組みしながら待っている。
隣のATMとはロープで仕切りがあるし、
今更それを越えて並ぶのもしゃくだと誰もが考えているのがよく分かる。
これは銀行でよくある光景だ。
この場合今日の運勢はちょっと悪い。
間も悪かったとあきらめるしかない。
『カードをお受け取りください。
紙幣をお受け取りください。
ありがとうございました』
さすがに今度こそ終わりだろと思ったらこのおばちゃん、
いやババア・・・
(もうババアでいいだろ)
この険悪な空気の中で通帳記入をはじめた。
みんなうんざりしながら並んでいる。
自分の腕時計とババアの背中を交互に睨みつける者。
足踏みしながら自分の銀行カードでパタパタとあおぐ仕草をしている者。
あからさまに、『ちょっとまだなのかしら。困ったわねえ』と小声で文句を口にするおばちゃん・・・・。
長い待ち時間の末やっと自分の番になった。
オレはスマートにちゃっちゃとやるからね。
そしたら手がすべってカードが斜めにはいりかけた。
『恐れ入りますがもう一度カードをお入れください』
焦って即座にいれようとしたらまた・・・
『恐れ入りますがもう一度カードをお入れください』
『しばらく待ってもう一度カードをお入れください』
後ろに並んだ人の視線が刺さる刺さる。
カードを手にスゴスゴと立ち去るオレ。
も・・・、もう別の場所のATM行くからいいよ・・・
紙幣をお受け取りください。
ありがとうございました』
『いらっしゃいませ・・・』
おいおい、このATMひとりしかいないから並んだのに
おばちゃんこの調子で4度はカード出し入れしてるよ。
隣の機械は3人以上は並んでいたけど
さっさかさっさかと人が引けてオレより後から入店した人が
操作してる。
ふと気づいたら、はじめはオレの後ろに誰もいなかったが5人ぐらい人が並んでた。
皆こっちのが早いと考えたんだろう。
だが、まったく空気を読まないおばちゃんにまんまとはめられて、
みんなイライラ腕組みしながら待っている。
隣のATMとはロープで仕切りがあるし、
今更それを越えて並ぶのもしゃくだと誰もが考えているのがよく分かる。
これは銀行でよくある光景だ。
この場合今日の運勢はちょっと悪い。
間も悪かったとあきらめるしかない。
『カードをお受け取りください。
紙幣をお受け取りください。
ありがとうございました』
さすがに今度こそ終わりだろと思ったらこのおばちゃん、
いやババア・・・
(もうババアでいいだろ)
この険悪な空気の中で通帳記入をはじめた。
みんなうんざりしながら並んでいる。
自分の腕時計とババアの背中を交互に睨みつける者。
足踏みしながら自分の銀行カードでパタパタとあおぐ仕草をしている者。
あからさまに、『ちょっとまだなのかしら。困ったわねえ』と小声で文句を口にするおばちゃん・・・・。
長い待ち時間の末やっと自分の番になった。
オレはスマートにちゃっちゃとやるからね。
そしたら手がすべってカードが斜めにはいりかけた。
『恐れ入りますがもう一度カードをお入れください』
焦って即座にいれようとしたらまた・・・
『恐れ入りますがもう一度カードをお入れください』
『しばらく待ってもう一度カードをお入れください』
後ろに並んだ人の視線が刺さる刺さる。
カードを手にスゴスゴと立ち去るオレ。
も・・・、もう別の場所のATM行くからいいよ・・・
魚釣りへ行って何も釣れなかった人が帰りに
スーパーマーケットへ寄って魚を買う。
こんなのをマンガで見たことあるでしょう。
子供ってバカだからこういう発想を大真面目でマネちゃうんだよね
(多分オレだけ)
中学生の時に仲間と釣りクラブを作って浜名湖のほうへよく釣りに行っていた。
でも、ある時見事に一匹も釣れない日があったの。
それまで浜名湖からは結構いい獲物を持ち帰っていたもんだから、
待っている家族も期待しているだろうなあと思うと帰り道も足が重いんだよね。
そしたら友達が買っていこうと言った。
買えば高いだろと思ったが、
『何にも釣れなかったの?期待してたからおかずないよ』
なんて言われたらすごい悲しい。
じゃあ3匹買おう。
で、スーパーへ行ってパックの魚を買って帰った。
『ちょうど人数分三匹つれたのねー』とオフクロが言った。
なんかここからすでにヤバいと感じた。
だってあらためて見るとその魚は三匹とも種類が仲良く同じだし、
サイズも揃えたように同じなのはあまりに不自然だったからだ。
そして、台所のオフクロから決定的な一言が飛んできた。
『ちょっと、この魚ぜんぶお腹ひらいてワタが取ってあるんだけど・・・』
うげげ・・。
オレしらんかった。スーパーの魚ってひらいてあるのかよ!
だが、ここでひるんではいけない。
一度ついたウソはつき通すのが男ってもんだ
(どんな男なんだ?)
『あ、ああ、釣ったその場でしめた方が鮮度がいいって聞いたから
ハラワタ取ったんだ』
『あら、そうなの。いつもそこまでしたことないのにね』
あー、もうここで完璧に空気変わりました。
隣でテレビを見ていたオヤジの背中から
はは〜ん買ってきたなってオーラ出てたし、
オフクロも対応に困ったような雰囲気。
バレてるなあと思った。
でも自分から全部ウソだと白状する気は起きない。
そして晩餐は始まった。
違う、いつもと何か違って重苦しい。誰も口きかへん。
そしたらとーとつにオフクロが、
『やっぱり釣りたては新鮮でおいしいねえ』と言った。
もうねギクッ!としましたよ。
続けてオヤジが、『うん、そうだな』
うあああぁ、もうやめてくれえ〜。
刺さる刺さる、そのいかにも気を使ったような物の言い方。
これスーパーで買った魚だろう。正直に話さんかと、
とっちめられたほうが気が楽なのに
両親はまるで口裏を合わせたかのように、
おいしい、新鮮だ、大漁だったね・・・と続ける。
これがドラマだったらね。バンッと食卓を両手で叩いて、
『もういいんだよ父さん、母さん・・・』と告白が始まるとこだ。
大事なクライマックスなわけだ。
これ自体が刑罰だろ。
そうだこれはもう罰を受けているとしかオレには思えなかった。
いやあ、これはもうね胸ぐらつかんでゆすられるとか罵声をあびるより効果的だね。
だから世の親御さんも叱るときは、何で万引きなんかするんだー、じゃなくて
『今日は大漁だったね』といってやって下さい。
(ウソですよ)
スーパーマーケットへ寄って魚を買う。
こんなのをマンガで見たことあるでしょう。
子供ってバカだからこういう発想を大真面目でマネちゃうんだよね
(多分オレだけ)
中学生の時に仲間と釣りクラブを作って浜名湖のほうへよく釣りに行っていた。
でも、ある時見事に一匹も釣れない日があったの。
それまで浜名湖からは結構いい獲物を持ち帰っていたもんだから、
待っている家族も期待しているだろうなあと思うと帰り道も足が重いんだよね。
そしたら友達が買っていこうと言った。
買えば高いだろと思ったが、
『何にも釣れなかったの?期待してたからおかずないよ』
なんて言われたらすごい悲しい。
じゃあ3匹買おう。
で、スーパーへ行ってパックの魚を買って帰った。
『ちょうど人数分三匹つれたのねー』とオフクロが言った。
なんかここからすでにヤバいと感じた。
だってあらためて見るとその魚は三匹とも種類が仲良く同じだし、
サイズも揃えたように同じなのはあまりに不自然だったからだ。
そして、台所のオフクロから決定的な一言が飛んできた。
『ちょっと、この魚ぜんぶお腹ひらいてワタが取ってあるんだけど・・・』
うげげ・・。
オレしらんかった。スーパーの魚ってひらいてあるのかよ!
だが、ここでひるんではいけない。
一度ついたウソはつき通すのが男ってもんだ
(どんな男なんだ?)
『あ、ああ、釣ったその場でしめた方が鮮度がいいって聞いたから
ハラワタ取ったんだ』
『あら、そうなの。いつもそこまでしたことないのにね』
あー、もうここで完璧に空気変わりました。
隣でテレビを見ていたオヤジの背中から
はは〜ん買ってきたなってオーラ出てたし、
オフクロも対応に困ったような雰囲気。
バレてるなあと思った。
でも自分から全部ウソだと白状する気は起きない。
そして晩餐は始まった。
違う、いつもと何か違って重苦しい。誰も口きかへん。
そしたらとーとつにオフクロが、
『やっぱり釣りたては新鮮でおいしいねえ』と言った。
もうねギクッ!としましたよ。
続けてオヤジが、『うん、そうだな』
うあああぁ、もうやめてくれえ〜。
刺さる刺さる、そのいかにも気を使ったような物の言い方。
これスーパーで買った魚だろう。正直に話さんかと、
とっちめられたほうが気が楽なのに
両親はまるで口裏を合わせたかのように、
おいしい、新鮮だ、大漁だったね・・・と続ける。
これがドラマだったらね。バンッと食卓を両手で叩いて、
『もういいんだよ父さん、母さん・・・』と告白が始まるとこだ。
大事なクライマックスなわけだ。
これ自体が刑罰だろ。
そうだこれはもう罰を受けているとしかオレには思えなかった。
いやあ、これはもうね胸ぐらつかんでゆすられるとか罵声をあびるより効果的だね。
だから世の親御さんも叱るときは、何で万引きなんかするんだー、じゃなくて
『今日は大漁だったね』といってやって下さい。
(ウソですよ)
ある日の深夜、高速道路の下の広い交差点の先頭車で信号待ちをしていたら、
いきなりバーーンと衝撃を受けて押し出された。
車を降りると相手は黒塗りのベンツでしかも神戸ナンバー。
乗っている四人組はどうお世辞目に見ても歯科医や弁護士とは程遠い
東映Vシネマからまんま飛び出してきたようなヤ・ク・ザだった!
肩をいからせながら降りてきた海坊主は決して裏返った声で
『クロちゃんでーーす』とは言わなかった。
ドスのきいた巻き舌で
『にいちゃん、カンニンな』が第一声。
ここから車を左に寄せての約一時間に渡る攻防戦に突入したのであ〜る。
人目につくのを避けるようにヤツは酒臭い息を吐きながら
オレの助手席へ乗り込んできた。
パーラメント(タバコ)を取り出して、
『ここ禁煙か?タバコすうてもええか。にいちゃんも吸えや』
こうきりだした。
『ワシらな、神戸の○組のもんや。
今日、名古屋でな、葬式があってん。
で、いまから急いで神戸まで帰るとこやねん。
そうゆうことや。』
そうゆうことやとおっしゃられたって車のリアバンパーを粉砕されて
そうですか、お気おつけてお帰り下さいとは言えない。
それにアンタらの今日の一日をダイジェストで聞くためにここにいるわけでもない。
修理してもらわんと。
『あのな、ホンマやったらな。
なんでオマエこんなとこに車止めてんねんてボコボコにされててもおかしくないねん。
オマエ、止めてんねんからワシ、ぶっけてしもたやんっーこっちゃ』
もうね、酒気帯びだし言ってることめちゃめちゃですわ。
赤信号だし止まってなきゃどうなってんだよ。
『ほなもん保険使こたらええやないか。
そこらに止めてて戻ったら当て逃げされて、誰にされたかわからへん。
これでええやないか』
いいや、良くない。
自分のやったことに対して全く責任を感じてもいない。
悪質な飲酒運転のクセにヤクザだという理由で泣き寝入りを強要するなんざ
人の道に反しているじゃないの。
確かにやつらは怖い。怖いが思いっきり抵抗した。
スジを通してくれまで言った。
事務所まで連れていかなあかんなまで脅してきた。
あいにくケータイ電話が普及する数年前の話ですわ。
車に軟禁状態で、警察へ通報するとか、
ありったけの知り合いを呼んで加勢してもらうとかは無理無理むーり。
話し合いも堂々巡りになって相手が疲れてきた頃、
後ろからビビーーッとクラクションが鳴ってもう一匹が、
『何いつまでもやってんねん。
ちゃっちゃとここでせい(解決せい)』とせかしてきた。
そして、ぶ厚い二つ折りを取り出すと、
『ったくしつこいあんちゃんやの。五万か?
こんくらいでええか。直るやろ。これでやれや』五万円もらった。
もういっぱいいっぱいの引き際だったので受け取って、
修理代金が余ったら返金せにゃならんし、
領収証とか送らんといかんので連絡先を聞いたら、
『なら、修理代たりなんだらもっとだせちゅうのか?』と言うので、
そういうこともあるでしょうと答えたら、
『きたないやっちゃなあ〜、えげつな!』と言われた。
えげつないのはどっちだ。
そうやって今までシロウト衆にからんで泣き寝入りさせてきたんだろうが、
オレには通用しないぞ。
貧乏は強いのだ。
オマエらに拾った物を食う悔しさが分かるか!
(あれ、なんか話が変ってきた)
確か修理代は三万円代で済んだ。
連絡先も教えてもらっていなかったし余りは慰謝料がわりにちょうだいした。
なんだ、結局得をした面白い話じゃないかと皆さんは思うかもしれない。
しかし、体験してみなさいって。
面白いどころか思いっきり胸クソ悪いですわ。
ハッキリ言って腹が立って数日イライラした。
まあ、今なら笑って話せるというそんな思い出話。
いきなりバーーンと衝撃を受けて押し出された。
車を降りると相手は黒塗りのベンツでしかも神戸ナンバー。
乗っている四人組はどうお世辞目に見ても歯科医や弁護士とは程遠い
東映Vシネマからまんま飛び出してきたようなヤ・ク・ザだった!
肩をいからせながら降りてきた海坊主は決して裏返った声で
『クロちゃんでーーす』とは言わなかった。
ドスのきいた巻き舌で
『にいちゃん、カンニンな』が第一声。
ここから車を左に寄せての約一時間に渡る攻防戦に突入したのであ〜る。
人目につくのを避けるようにヤツは酒臭い息を吐きながら
オレの助手席へ乗り込んできた。
パーラメント(タバコ)を取り出して、
『ここ禁煙か?タバコすうてもええか。にいちゃんも吸えや』
こうきりだした。
『ワシらな、神戸の○組のもんや。
今日、名古屋でな、葬式があってん。
で、いまから急いで神戸まで帰るとこやねん。
そうゆうことや。』
そうゆうことやとおっしゃられたって車のリアバンパーを粉砕されて
そうですか、お気おつけてお帰り下さいとは言えない。
それにアンタらの今日の一日をダイジェストで聞くためにここにいるわけでもない。
修理してもらわんと。
『あのな、ホンマやったらな。
なんでオマエこんなとこに車止めてんねんてボコボコにされててもおかしくないねん。
オマエ、止めてんねんからワシ、ぶっけてしもたやんっーこっちゃ』
もうね、酒気帯びだし言ってることめちゃめちゃですわ。
赤信号だし止まってなきゃどうなってんだよ。
『ほなもん保険使こたらええやないか。
そこらに止めてて戻ったら当て逃げされて、誰にされたかわからへん。
これでええやないか』
いいや、良くない。
自分のやったことに対して全く責任を感じてもいない。
悪質な飲酒運転のクセにヤクザだという理由で泣き寝入りを強要するなんざ
人の道に反しているじゃないの。
確かにやつらは怖い。怖いが思いっきり抵抗した。
スジを通してくれまで言った。
事務所まで連れていかなあかんなまで脅してきた。
あいにくケータイ電話が普及する数年前の話ですわ。
車に軟禁状態で、警察へ通報するとか、
ありったけの知り合いを呼んで加勢してもらうとかは無理無理むーり。
話し合いも堂々巡りになって相手が疲れてきた頃、
後ろからビビーーッとクラクションが鳴ってもう一匹が、
『何いつまでもやってんねん。
ちゃっちゃとここでせい(解決せい)』とせかしてきた。
そして、ぶ厚い二つ折りを取り出すと、
『ったくしつこいあんちゃんやの。五万か?
こんくらいでええか。直るやろ。これでやれや』五万円もらった。
もういっぱいいっぱいの引き際だったので受け取って、
修理代金が余ったら返金せにゃならんし、
領収証とか送らんといかんので連絡先を聞いたら、
『なら、修理代たりなんだらもっとだせちゅうのか?』と言うので、
そういうこともあるでしょうと答えたら、
『きたないやっちゃなあ〜、えげつな!』と言われた。
えげつないのはどっちだ。
そうやって今までシロウト衆にからんで泣き寝入りさせてきたんだろうが、
オレには通用しないぞ。
貧乏は強いのだ。
オマエらに拾った物を食う悔しさが分かるか!
(あれ、なんか話が変ってきた)
確か修理代は三万円代で済んだ。
連絡先も教えてもらっていなかったし余りは慰謝料がわりにちょうだいした。
なんだ、結局得をした面白い話じゃないかと皆さんは思うかもしれない。
しかし、体験してみなさいって。
面白いどころか思いっきり胸クソ悪いですわ。
ハッキリ言って腹が立って数日イライラした。
まあ、今なら笑って話せるというそんな思い出話。
昔、いつも友達と飲み歩いていた繁華街の雑居ビルに店を構えていた
霊感師というのに冷やかしで見てもらったことあるんですわ。
金縛りとか幽霊見たり、そういうのに興味があったのでね。
そしたら本当に安っぽい再現ドラマに出てきそうな、
いかにも霊媒師でおじゃりまする〜という感じのおどろおどろしいオバサンが
白装束を着て、板きれを手にして現れたのでちょーウケた。
そして薄暗い室内で検分がはじまった。
『今日は何のご相談かしら?』
『んーと、最近金縛りとか多いんですよね』
『はいはい、それで?』
『まー、それで何か悪い霊が憑いてると嫌かなと』
『はい、わかりました。じゃあ霊視します』
オレとしては口を開きすぎてヒントを与えるのは嫌だったので口数少なく曖昧な返事をした。
そしたらオバハンは、ちょっとバカっぽい青年とでも思ったのだろうな。
それ以上深く質問せず、じゃあ霊視しますと先に進めた。
そして・・・
『あなた、最近・・・よね』と言い出した。
それを聞いた瞬間オレは、インチキ霊能者と冷やかし半分だったことを恥じた。
ハハーッとその場にひれ伏すのが妥当なほど
『・・・』部分が具体的に当たっていたので焦って赤面してしまった。
『・・・』については伏せるが、
悩みとか体調とかじゃなくて、
実際に最近のオレを監視していなければ絶対に分からない出来事だったので、
千里眼というのは本当にあるのかと驚いてしまった。
で、『・・・』についての話やらオレに憑いているという守護霊やら
先祖霊の訴えとかの話を30分ほど聞いたら、
まだ小一時間は語り合いたいこともあったのに
『じゃあ、今日はここまでで見料一万円いただくわね』
とおひらきにされてしまった。
さらに、
『今後、金縛りに遭いたくなかったら次回正式なご祈祷をしますから20万円もってらっしゃい』
と言われた。
えー、いくらなんでもたかが霊媒ごときで20万も取るのかよ。
前半のやりとりは確かに神通力ここにありという神々しさだったのが
後半のやり取りでいっぺんに胡散臭くなってしまった。そしたらオバハン、
『あなたねえ、ケチケチしている場合じゃないのよ。
自分の将来の為と思ったら安い投資じゃないの。
『そうやってね、
いつも低級霊とか動物霊に取り憑かれて攻撃されていたらつらいじゃない。
苦しいじゃない。
20万円ぐらいね、出し惜しみして将来棒に振っちゃうことないじゃないの』
『皆さんね、お金を借りてでもわたしのところへ来るの。
運勢が上向いた、成功したって喜ばれてね、
何百万円も寄付する方だっているの。
お金ないの?親御さんに相談できるでしょ。
言いずらいのならローンも組めるし、お金貸してもらえるところも紹介するわよ。
あなたほんとに自分のためなんだから。ちゃんとしなきゃ・・・』
あのさあ、ここまでくるともうどっかの悪徳商法マニュアルの音読にしか聞こえないんスけど。
というわけで、これを最後に以降こういう世界には冷やかしでも踏みこむのは遠慮しとります。
それでその後のオレの人生を考えるとですね・・・
オバハンの説得を聞かなかったせいか悲惨を絵に描いたようなわけなんだが。
それでもさ、ボロは着てても心は錦っーの?
こんな状況でも心の中はちょっぴり幸せです。
あの時20万円払っていたら、
次は50万、今度は100万ということになっていたでしょうな。
危ないわあ。
霊感師というのに冷やかしで見てもらったことあるんですわ。
金縛りとか幽霊見たり、そういうのに興味があったのでね。
そしたら本当に安っぽい再現ドラマに出てきそうな、
いかにも霊媒師でおじゃりまする〜という感じのおどろおどろしいオバサンが
白装束を着て、板きれを手にして現れたのでちょーウケた。
そして薄暗い室内で検分がはじまった。
『今日は何のご相談かしら?』
『んーと、最近金縛りとか多いんですよね』
『はいはい、それで?』
『まー、それで何か悪い霊が憑いてると嫌かなと』
『はい、わかりました。じゃあ霊視します』
オレとしては口を開きすぎてヒントを与えるのは嫌だったので口数少なく曖昧な返事をした。
そしたらオバハンは、ちょっとバカっぽい青年とでも思ったのだろうな。
それ以上深く質問せず、じゃあ霊視しますと先に進めた。
そして・・・
『あなた、最近・・・よね』と言い出した。
それを聞いた瞬間オレは、インチキ霊能者と冷やかし半分だったことを恥じた。
ハハーッとその場にひれ伏すのが妥当なほど
『・・・』部分が具体的に当たっていたので焦って赤面してしまった。
『・・・』については伏せるが、
悩みとか体調とかじゃなくて、
実際に最近のオレを監視していなければ絶対に分からない出来事だったので、
千里眼というのは本当にあるのかと驚いてしまった。
で、『・・・』についての話やらオレに憑いているという守護霊やら
先祖霊の訴えとかの話を30分ほど聞いたら、
まだ小一時間は語り合いたいこともあったのに
『じゃあ、今日はここまでで見料一万円いただくわね』
とおひらきにされてしまった。
さらに、
『今後、金縛りに遭いたくなかったら次回正式なご祈祷をしますから20万円もってらっしゃい』
と言われた。
えー、いくらなんでもたかが霊媒ごときで20万も取るのかよ。
前半のやりとりは確かに神通力ここにありという神々しさだったのが
後半のやり取りでいっぺんに胡散臭くなってしまった。そしたらオバハン、
『あなたねえ、ケチケチしている場合じゃないのよ。
自分の将来の為と思ったら安い投資じゃないの。
『そうやってね、
いつも低級霊とか動物霊に取り憑かれて攻撃されていたらつらいじゃない。
苦しいじゃない。
20万円ぐらいね、出し惜しみして将来棒に振っちゃうことないじゃないの』
『皆さんね、お金を借りてでもわたしのところへ来るの。
運勢が上向いた、成功したって喜ばれてね、
何百万円も寄付する方だっているの。
お金ないの?親御さんに相談できるでしょ。
言いずらいのならローンも組めるし、お金貸してもらえるところも紹介するわよ。
あなたほんとに自分のためなんだから。ちゃんとしなきゃ・・・』
あのさあ、ここまでくるともうどっかの悪徳商法マニュアルの音読にしか聞こえないんスけど。
というわけで、これを最後に以降こういう世界には冷やかしでも踏みこむのは遠慮しとります。
それでその後のオレの人生を考えるとですね・・・
オバハンの説得を聞かなかったせいか悲惨を絵に描いたようなわけなんだが。
それでもさ、ボロは着てても心は錦っーの?
こんな状況でも心の中はちょっぴり幸せです。
あの時20万円払っていたら、
次は50万、今度は100万ということになっていたでしょうな。
危ないわあ。
『おそ松くん』とか『天才バカボン』でよくあるみたいな。
白いまかない服にシェフ?の帽子(コック帽だっけ?)をかぶったままのお店の人が
片手に包丁とか料理のオタマを握り締めて『まてーー』とかって追いかけていくやつ。
ある中華料理屋の前を通ったら、ガーーと自動ドアが開いて
作業員風のおっさんが血相を変えて飛び出してきたの。
で、続いて追ってきたのがまさにマンガの中の人で、手に中華包丁もってた。
『え?うわ!何これ・・』 この関係が頭の中でリンクするまではめっちゃビビった。
あの格好で『まてーー』って、マンガじゃん。
一緒に歩いていた友人とほぼ同時に爆笑の渦へ・・。
思いがシンクロしたわけだ。
しかも、マンガの人は敵を逃してすぐに手ぶらで戻ってきた。
照れ隠しなんだろうな。まるでギャラリーに向かうかのように捨て台詞。
『ちくしょー、ったく逃げ足の速い野郎だ。次会ったらただじゃおかね!』とかなんとか・・
あの人にゃ悪いが再び爆笑の渦だ。
全く期待を裏切らないというか、イメージ通りのセリフを決めてくれるなんてステキすぎる。
人は無意識にシチュエーションに応じた対応をするもんだと感心した。
さて、ほとんど同じシーンをある大型スーパーマーケットの入り口でも目撃した。
小走りで逃げ去る婆さん。
『まてーー』と後を追う店長か売り場責任者とおぼしき頭に三角?っぽい紙帽子を乗せた人。
それこそ首ねっこをつかまれて婆さんは店の中へ引きずりこまれた。
その間、店長は周りの人にも聞こえるような大声で
『また、アンタか。いったい何回捕まれば反省するんだ』とがなっていた。
恐らく無意識に行った周囲への状況説明だろう。
理由なくか弱い年寄りを引きずっているとは誰も思われたくないもんね。
ところで、なぜ『まてーー』なんだろう。
自分も同じこと言うだろうけど、待てと言われて待つはずない。
『止まれ!』も『逃げるな!』も適当じゃない。
『逃げてもムダだぞー』じゃ長すぎるし。
良い言葉はないものかね?
白いまかない服にシェフ?の帽子(コック帽だっけ?)をかぶったままのお店の人が
片手に包丁とか料理のオタマを握り締めて『まてーー』とかって追いかけていくやつ。
ある中華料理屋の前を通ったら、ガーーと自動ドアが開いて
作業員風のおっさんが血相を変えて飛び出してきたの。
で、続いて追ってきたのがまさにマンガの中の人で、手に中華包丁もってた。
『え?うわ!何これ・・』 この関係が頭の中でリンクするまではめっちゃビビった。
あの格好で『まてーー』って、マンガじゃん。
一緒に歩いていた友人とほぼ同時に爆笑の渦へ・・。
思いがシンクロしたわけだ。
しかも、マンガの人は敵を逃してすぐに手ぶらで戻ってきた。
照れ隠しなんだろうな。まるでギャラリーに向かうかのように捨て台詞。
『ちくしょー、ったく逃げ足の速い野郎だ。次会ったらただじゃおかね!』とかなんとか・・
あの人にゃ悪いが再び爆笑の渦だ。
全く期待を裏切らないというか、イメージ通りのセリフを決めてくれるなんてステキすぎる。
人は無意識にシチュエーションに応じた対応をするもんだと感心した。
さて、ほとんど同じシーンをある大型スーパーマーケットの入り口でも目撃した。
小走りで逃げ去る婆さん。
『まてーー』と後を追う店長か売り場責任者とおぼしき頭に三角?っぽい紙帽子を乗せた人。
それこそ首ねっこをつかまれて婆さんは店の中へ引きずりこまれた。
その間、店長は周りの人にも聞こえるような大声で
『また、アンタか。いったい何回捕まれば反省するんだ』とがなっていた。
恐らく無意識に行った周囲への状況説明だろう。
理由なくか弱い年寄りを引きずっているとは誰も思われたくないもんね。
ところで、なぜ『まてーー』なんだろう。
自分も同じこと言うだろうけど、待てと言われて待つはずない。
『止まれ!』も『逃げるな!』も適当じゃない。
『逃げてもムダだぞー』じゃ長すぎるし。
良い言葉はないものかね?







